お父さん手ぶらでは帰らないから！

さぁ大会当日です。たけべバス釣り大会！待ってろよ！

6:00から受付ということで十分間に合うように起きて出発！

まだ寝ている家族を起こさないように家を出ました。

道中は妄想モード突入！

「タモがないから気をつけないとなぁ。」

「キープしきれないくらいになったら困るぞ。」

「参加人数も少ないだろうし、上位狙えるかも…。」

完全におバカでした。

現場に着くと受付前にも関わらず3、40人の人が準備していました。

あれ〜？なんか竿を5、6本準備してる方がいらっしゃるわ。

おやおや？グループ参加の方が多いですね〜。

もちろん家族で参加してたり、私のようにソロの人もいましたが、

完全に雰囲気に飲まれました。

最終的に70人以上の参加者になっていました。

いやいや、始まってしまえば私と魚の勝負だから…あれ？ラインが上手く結べない…？

震える手でタックルを準備し、川の確認。

想像してたより浅い！流れも速い！

ベイトフィッシュらしきものは見えるけど…バスは見当たらない。

橋脚の根元まではっきりと見えるくらい浅い…。

絶対いないじゃん…。

呆然としていると開会式が始まり、飲み物と塩分チャージの飴が配られ、地元の議員さん？みたいな人のどっちつかずな挨拶(バスを生かすとも殺すとも言わない)も終わり大会スタート。

ともかく川沿いを歩いて確認して…と思っていたら

次々と車でポイントに向かう参加者の皆様。

そうか、私は大会が始まる前から勝負に負けていたのか…

皆さん目星を付けて来てらっしゃるんですね。そりゃそうだ…。

後悔しても仕方ない。とにかく釣りを楽しもうと切り替え！

まずは大会本部周辺の川沿いを歩いてポイントチェック。

見えバスは0。ここだというポイントもない。

流れ込みはあったけどここも浅すぎ。

とりあえずキャストしながらウロウロ。

マジでどこ狙えば良いんだ…？

本当にポイントがわからない、というかない！

そりゃ皆さん即座に移動しますわ…。

遅まきながら私も移動を開始。マップを確認しながらチェック。

あっ、もう他の人が入っている！

あっここも！ここもかー！

と車内で独り言を呟きながらトロトロとドライブ…。

しばらくすると誰もいない橋脚を発見！ここしかない！

大急ぎでポイントに入りラバージグを準備し、さぁキャスト！

えっ！？流れ速すぎない！？

もうね、投げても沈めても泳がしても流されるんです。

どうしようもない…。でもここで粘るしかない！

ちょっとでも流れが緩やかになっていたり、変化がある場所を狙い続けました。

ダメでした

手ぶらで本部へ帰りながらもどこかで私は

「こんなコンディションで釣れる人いたのか？」

と邪な考えを持っていました…。

その後、結果発表時に堂々と掲げられるランカーバスを見て

本当に練習しようと思いましたとさ。

初めて大会に参加させてもらって、とても良い経験になりました。

予備知識や情報は大事！

それに合わせてルアーを厳選しておき練習しておく！

当たり前ですが、ようやく当たり前のことに気づいた私でした（笑）

帰宅後結果を聞いてくる家族には、スイーツをお土産に買っておきました。